新聞配達人の時々日記: dead-man throttle  

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2013年8月29日木曜日

dead-man throttle

オーディオCDを聞いて理解できる様に、2回目の通読に入った J.Deaver の
「 007 Carte Blanche 」の冒頭のページに、表題の英語が現れた。下線が引いてあるので、初回、意味は分からなかったが、読み飛ばして行ったものである。

今回は、辞書を引くことにしたが、170万語を誇る「英辞郎」(119版)に 掲載が無い。dead-man throttle の グーグル検索で、全部英文の記事が多数ヒットした。

その中で、deadman's switch が目に留まり、内容を見ると、車両の安全装置の一つで、運転手が操作不能になった時に、自動的に動作して(或いは停止して)事故を防止するとあった。そして、注釈として、swtich の代わりに、[control, button, triggar, pedal, handle, brake] でも良いとあった。

今度は、「デッドマン」を検索すると、「デッドマン装置(ブレーキ)」がヒットし、同じ説明があった。(ウィキペディア)

ここで、原文の throttle を検討すると、これは、自動車、バイクなど、液体燃料の流量をコントロールするバルブである。この場面での主役は、蒸気機関車なので、ここで、[throttle] を使ったのは、間違いの様に思える。

本日配達から帰ってから、上のまま、投稿するつもりであったが、配達中、
J. Deaver が、一ページ目で、こんな基本的な間違いをする筈がないと考え直し、帰宅してから、もう一度蒸気機関車とスロットルでググった。Bingo !

蒸気機関車では、エネルギーの元である蒸気の量をコントロールするのは、スロットル(絞り弁)と呼ぶと、明記したブログを見つけた。真に、危ない所だった。

一方、最近翻訳が出た、「007 白紙委任状」を、本屋で確かめてみると、「デッドマンハンドル」と言う訳で、正解であった。 

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