新聞配達人の時々日記: 11月 2013  

ラベル

2013年11月29日金曜日

外置きペット


私の配達地区の終わりに近い所(離れた2軒の家)で、私のバイクの到着を待って、子持ちの白い猫が現れて、撫でて貰うのを要求するのは既に数回投稿した。

何時頃か、シロに遅れて、一回り小さいキジネコが現れる様になった。これは警戒心が強いが、興味があるのか、一定の距離を置いて、シロが私から撫でて貰うのをじっと見ている。

彼らが現れるのは、ごくたまにである。折角顔を見せてくれたのに、毎度手ぶらでは愛想が無いと思い、生前のモモに買ってやっていた、トリの砂ぎもの燻製を持って行った。

ガッカリしたことには、シロは、一寸嗅いでみただけで全く興味を示さず。一方、キジネコは、多大の関心を示し、こちらを注視している。

一切れ投げてやると、直ぐ咥えてより離れた所へ退避して食べ始めた。一匹だけでも食べてくれれば、こちらの骨折りの甲斐はあった。

雨の日は姿を現さぬが、晴れた日の3,4日に一回は、2匹で姿を現すのが通例となった。「外置きペット」の完成である。

平安時代には、男が、女性の許に通うという「通い婚」(昨今では、週末婚とも呼ばれるらしい。)があったらしい。マイ造語の「外置きペット」、名称、形態はだいぶ異なるが、それと似た所もあると、ひとり考えている。


2013年11月27日水曜日

久し振りの不配発生!

1昨日、最初の配達地区16区に於いて、不配発生、クレーム電話あり。

その日は、何時ものバイクのパンクにより、慣れぬホンダのカブ号での配達となる。新聞を入れる後ろカゴ(コンテナー)が、ヤマハMateと違い縦置きの為、各地区向けの部数の配置が一部普段と異なる事になった。

16区の配達完了前10戸の地点で、前かごの部数が11部である事に気付く。(ここは10部でなければならぬ。)

何時もなら、そこで、バイクを止めて、それまで通過してきた35戸のうち、どこを飛ばしたか、記憶を絞るところである。

1昨日は、横着にもそれをやらず、置いた部数が元々1部多かったと、決めつけて、次の地区へ進んだ。

最後の地区を終わっても、1部余りのままであった。カッパなしで、折からの激しい雨の中、2時間前の記憶を辿る事は到底無理で、不配覚悟で帰店したものだった。

昨日朝、予測した通りの、レッドカードであった!

2013年11月25日月曜日

突然の雨で、骨の髄までズブ濡れとなる

自宅2階から外を見た時、地面が濡れているのが気になったが、カッパ着用をしないまま出発。新聞にビニール包装をして、店をスタート。

直ぐ、小雨が降りだしたが、撥水処理をしているジャンパーと「暖パンツ」を着ており、気にせず配達を続ける。

ところが、アパート地区を過ぎ、最後の山手住宅区域に入ってから、本降りとなる。

撥水機能ぐらいでは役に立たず、全身ぬれねずみとなる。

最悪の状況である真冬の雨ではなかったが、それこそ文字通り、「骨の髄まで」ズブ濡れとなってしまった。しかし、それほど寒さに震える事がなかったのは、脂肪を付けず、出来るだけ筋肉を増やすよう、日頃、心がけているせいであろうと思う。

短期的には、天気予報をもっと利用すべきだ。店の配達仲間に聞くと、彼は、今朝は、カッパを着て配達に出かけたという。天気予報を見ていたのだろう。

2013年11月23日土曜日

<号外!> 購入後5ヶ月のパソコンのハードディスクがクラッシュ!

一昨日21日、6月末配達されたばかりの、Win7機のハードディスクがクラッシュ、パニックに陥る。

昼前、普通の作業中、突然、全画面が青地に白文字の英語となり、トラブル発生を告げられる。指示された選択肢の一つ、Diagnostics に入ると、「ハードディスクが認知されない。」との知らせ。

パソコンメーカーのサポートに電話すると、いくつかの操作の後、HDDのダウンを告げられ、直ちに、交換部品の宅配手配及び修理技術者の派遣手配を告げられる。

失われたHDDの代替品及び新規OS等は、サポート期間中なので、メーカーから供給されるだろうが、技能、知識レベルがベストになった最近5か月間に作成されたデータ消失は回復不能の大打撃である。それ以前のものはxp機のディスクに残っている。

稼働5年を過ぎたxp機については、難解なアクロニスを使い、バックアップを取っていたが、新品の7機がクラッシュすると考えず、備えを取っていなかったのは、痛恨の一事である。

プロサポ-トから死亡宣告が出ているにも拘らず、未練たらしく、MSロゴの出ないモニターを操作して居たら、突然、Safe Mode の文字が一瞬画面を横切った気がした。
そして、何と! 一部、文字入力が出来るではないか! 

微かな光が見えた気がして、キーボードからの操作でシャットダウンに入り、電源を入れると、何時ものロゴが現れた!!

早速メーカーのサポートにこの件を報告すると、極まれに、クラッシュしたHDDが元通りになる事があるとの事で、部品交換修理をキャンセルするかとの確認があった。彼の口調からは、明白に、前科のあるものは交換した方が良いと感じられたので、部品交換を実行する事にする。

翌22日、技術者が昼過ぎ現れ、その前に到着していた、部品(HDD, マザーボード、メモリ)を使って、交換作業を開始。

組立後、彼は設定作業に入るが、数十種類の設定画面をスマホで撮影して置き、実際の入力では、スマホのモニタ画面を参照しながらの作業なので、素人が見てもスムースに進む。技術者の話では、以前は手書きでメモを書いて居たので時間が掛かったとの事。

OSのインストールでは、前日、私がWin7のバックアップ作成機能を使って、外付けHDDに作成していた「システムイメージ」と 別途作成していた「システム修復ディスク」が大いに役立ち、丁度2時間で、交換、設定及びOSインストールが終了した。

技術者が退去した後、外付けHDDへコピーしていた、私のデータは、交換済みの
内蔵HDDのドライブ D:へ無事戻され、全ての作業は完了した。

戦慄の1日に続く、歓喜の1日であった。

発想の転換

夜明け前の気温が下がって来るにつれ、バイクを起動するのに、チョークを使用する事が不可欠となって来る。

昨日は小雪(しょうせつ)、今朝は今秋最大の寒気となり、目一杯チョークを引いてキックしても掛からず。

十回以上やっても掛からないので、前に投稿した「押し掛け」を考えたが、今回は以前、店の先輩から聞いたことがある方法をトライして見る事にした。

即ち、チョークを完全に元の位置に戻し、右ハンドルのスロットルを一杯回し、キックするやり方である。

正解! 一発で掛かる。

寒くなると、チョークを一杯引いて、スロットルは引かずキックするというのは、バイク屋さんの指導であるが、今朝は、逆転の発想が奏功した。

2013年11月21日木曜日

体脂肪と体年齢

明確な前兆なしでの頭痛が頻発するので、それ等は、片頭痛ではないと考えられる。既に投稿した如く、他の頭痛とも思われるが、確信は持てない。取り敢えず、筋トレを2か月以上中止し、ストレッチだけにしており、その結果、自分でも体脂肪が増えた感じがする。

本日昼飯前、恐る恐る体重計に載ると、何と、今まで到達した事のない、17.5%の体脂肪となって居る。体重自体は、57.8㎏で、2,3か月変わりはない。

ところが、体年齢は、41歳で、実年齢を30歳下回っている。

5年前、過酷な下水道工事補助をやって居た時、体脂肪はヒトケタであり、その時の体年齢は、実年齢を同じく30歳下回っていた。

体脂肪が、ヒトケタの時と、倍以上ある時、夫々の体年齢が実年齢を、下回る数字が同じというのは、どうしても納得いかず。

体重計は、近頃になって、液晶表示が途切れるようになって来ており、これが誤作動を始めた可能性もある。

最近、ディスカウントショップで、同等以上の機能を持つ同じメーカーの体重計を見たら、4分の1の値札が付いていたので、購入する事にする。

その結果は、後日投稿することとする。

2013年11月19日火曜日

変容性片頭痛 

元々は片頭痛であったものが、緊張型頭痛の特徴を呈するようになったものだが、単なる緊張型と同等視するべきでないという専門家による記事があった。

有料のサイトの出だしの所で、「片頭痛の頭痛が起きた時に、きちんと治療しないと、障害が後に残る。」という記載があった。 * 要チェック !!

問題のサイトに戻り、確認する。「塩酸ロメリジンで、片頭痛の発生頻度を減らし、頭痛が起きた時には、きっちりトリプタンで治療をして、障害を後に残さない様にしないといけない。」という趣旨の内容であった。

最後のパラグラフに対しては、トリプタンが市場に現れる前は、どの様な指示が行われていたのか? という疑問が生じる。 注: トリプタンが使用できるようになったのは、2001年8月31日から。

緊張型頭痛の様相を見せていた、私の頭痛は、筋トレなしのストレッチ及び気分転換のための、シャッフル散歩(SS)により、その発生頻度が大きく下がった。

2013年11月17日日曜日

今朝は、新聞配達の出だしから冴え渡った気分であった !

一昨日15日とは、打って変って、“一望千里”という言葉の通りに、心の中が、澄み切っている感じがする。

滅多に起きる事のない心持である。

頭の中の視界が良いので、これからやらなければならぬ事、注意しなければいけない事などを、鮮やかに認識する事が出来る。

快調に配達を続ける途中で考えた事は、意識的に、このような気分になることは出来ぬが、仕事の環境を、物理的に整理整頓する事は可能であると、考えた。

善は急げ、早速今日から、開始する。

2013年11月15日金曜日

今朝も、思索はまったく不作 !

配達を始めて暫くして、半世紀近く前の会社勤めの時の、先輩/同僚、後輩などとの、言葉のやり取り、付き合いのシーンが、次から次へと脳裏に現れ出て来た。

一人の同期入社の人間との、ある出来事が切っ掛けとなって、恰もマインドマップを描いて居るかのように、つながりのあるシーン、人物が浮かび上がって来た。

以前の投稿で述べた事がある如く、湧き上がってくるものが、明白にネガティブな感情であれば、別のものにそれを振り変える事は、それを行う理由もあるし、何度もやって来たので、直ぐ達成できる。

今回の様に、昔の人間、出来事が、自発的、連鎖的に、記憶の中に飛び出してくる事態への対応については、その術を知らない。

この場合、配達ターゲットへの意識を集中する事で、何とか、それらの連鎖から抜け出る事が出来た。

2013年11月13日水曜日

今朝がた、本当に、久し振りに明晰夢を見た !

冒頭ではあるが、明晰夢について、解説をしておくのが適切であると考える。

明晰夢(めいせきむ、英語:Lucid dreaming)とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことである。(ウィキペディア)

今年3月15日、15歳で死んだ愛犬「モモ」の夢を初めて見た。しかも明晰夢であった。

モモがガラス窓の向こう側で、顔を振り、白い喉を見せている。今思い出してみると、モモは、ガラス窓に張り付いたような奇妙な体勢であったが、その時には、おかしいという気は起きなかった。

そして、即座に、「これは夢だ!」と認識したので、間違いなく明晰夢といえる。

窓を開けて確かめようという気が起きる一方、夢だから無意味だという考えも働いた。

結局、窓を開けないままその夢は途切れてしまった。

2013年11月11日月曜日

星野監督、生れ故郷 岡山でキャンプを張る

82歳になる彼の同級生が、首題の件で、テレビのインタビューに答えて、「大歓迎 !」の発言。そのシーン及びその後の画面を見ていてを、全く逆の状況をあらわした言葉を思い出した。

衣繍夜行(いしゅうやこう)
三国志の主人公の一人、項羽の発した言葉と言われている。
美しい錦の着物を身に着けて暗い夜を歩いても、それを見る者はいない。
同様に、成功して豊かになっても、祖国や故郷に戻らなければ、昔の知人や親類には知られることもないということ。「繍」は、美しい縫い取りや、模様のある絹織物。

冒頭に述べた、星野監督のニュースは、下の言葉の通りであるが、私はウェブで検索するまで、この言葉は知らなかった。

衣錦還郷(いきんかんきょう)
美しい錦の衣服をまとって故郷の田舎に帰るということから、都会に出て立身出世した者が意気揚々と故郷に還って来るという意味である。

2013年11月9日土曜日

「サバを読む」について、変わった使い方に遭遇!

今はやりのダイエット器具の1つである、下腹の脂肪を取ると謳う、ある器具の実演モデルとなった若い女性、[試用前]の写真の為か、先ず、ウエストを計測されることになった。

自分のウェストは60㎝と言っていたが、メジャーで測った人から、68㎝という結果を聞いての発言: 「アレー、8cmもサバを読んで仕舞っていたーー!」 

説明の必要は無いだろうが、本来、「サバを読む」とは、実際より、「大きく」でも「小さく」でも、自分に有利な様に、数を誤魔化して申告する事である。

所が、彼女の用法では、肝心の「誤魔化す」という意識は全く無く、単に数が増えた事を言っている訳である。

この用法もひょっとしたら、昨今の、日本語の変化の1つではないかと、疑い、ググって見たが、その傾向を見出すことは出来なかった。

上に述べた彼女だけの誤った使い方であったのは、日本語の崩壊を嘆く人にとっては、ご同慶の至りといえるのだろう。


2013年11月7日木曜日

一見、非常に、重要 かつ 難しいと思える問題の解決法

日常生活でも、対人関係、IT情報がらみでも、直面した直後は、「ワッ、これを如何するか?」と一瞬、息をのむ程のインパクトのある問題にが持ち上がる事がある。

動顛して、処理を急ぐのは最悪のオプションである。重要性と緊急性は同時発生である事が少ないので、先ずすべきは、問題をじっくり分析する事である。

色んな角度、観点から、問題の本質をきっちり見極め、論理的に解決・処理法を、検討すれば、必ず、解は発見できるものである。

新聞配達は、上の思索を行うに大変適した作業である。

2013年11月5日火曜日

ノラから飼い猫へ転身した猫

 前投稿では、飼い猫からノラへ戻った猫(シロの母はノラだった)の話であったが、今度は、ノラの母からうちの庭で生まれて、庭の納屋で育ったネコの話である。

10年以上前だろうか、5,6月のある朝、若いモモを庭で散歩の為、リードから放すと、突然走り出した。その前方では、生まれたばかりの子猫が必死で逃げている。子猫は辛うじて、母屋の縁の下へ逃げ込み遂せた。モモは本気で追い駆けているのでなく、逃げるモノを追い掛ける本能に従ったまで。

モモが諦めて私の下に戻って来たとき、こは如何に? 新手の子猫が私の方へ鳴き乍ら歩いて来た。直ちにモモを制止し、よく見ると、逃げた子猫と違う毛並みである。ノラの子らしくなく、私に体を擦り付けて来るではないか!

これは取り敢えず保護する事にして、モモとは違う食器を探してきて、モモのえさを与えるとガツガツと食べ始めた。

ネコを徹底的に嫌う嫁さんを憚って、この子猫を、自宅へ上げず、庭で飼う事にする。同時に、モモには、その子猫が新たな家族のメンバーである事を納得させる事に、成功する。

子猫は、日中は庭で過ごし、夜は納屋の2階を、ねぐらにしていたのだろう。朝、モモを放しに庭へ出ると、納屋の方角から現れて、大声で鳴いてメシをねだる。

飼い始めてひと月が経って、名前を付けておかぬと何かと不便なので、命名する事にする。この猫はオスであり、加州に住んでいる長男の名前が、「シンタ」なので、これを、「ユウジ」と名付ける。

嫁さんが、何故その名前にしたかと聞くので、シンタの弟は、ユウジでなければならぬと答えた。それでも分からぬと言うので、その必然性を説明した。

察しの良い本ブログの購読者は、直ぐお分かりと信ずる。万一、お分かりならない方は、10月5日の投稿を見て、メッセージを送るか、コメント欄で問い合わせて下さい。必ず、お教えします。

ユウジも日を経るに従って大きくなるし、イヌならいざ知らず、成猫を庭で飼っているのは外聞も悪いと考え、養子に出すことにする。

近くのショッピングモールの掲示板に、「人懐っこい、一歳未満のオス猫譲ります」と投稿して居たら、ほどなく若いカップルから、見てみたいとの電話あり。

ユウジにとっては、生まれて初めて、屋内の事務所に入れて貰い、若夫婦と面会し、即、養子縁組は成立した。

前の投稿のシロと違い、ユウジは大人しく車で貰われて行き、斯くして、彼の、飼い猫への華麗なる転身は完了した。

2013年11月3日日曜日

半世紀前の別の白ネコとの物語

前投稿で、配達先の白猫が、飼猫か、ノラか分からぬと述べたが、ひと晩寝てから、飼猫であると確信するに到った。

ノラなら、撫でて貰いたければ、毎晩姿を現すはずである。飼猫だから、外に出して貰えぬ時があり、姿を現さぬ方が多いのである。

今朝は、雨の為、車の下に座ってこちらを見ていた。

その猫を見ていると、中学生の頃自宅にいた「シロ」と呼ばれていたノラ猫の子である白いネコを思い出した。

シロはオスで、非常に活発で、 私が厚手の上着を着ている時に、名前を読んで胸を叩くと、胸にジャンプして、服に爪を立てカラダを保持して、私の顔に鼻先を擦り付けていた。シロは、兄弟4人の中で一番私と仲が良かった。 

当時住んでいたのは、丘陵地の中の新興住宅地の1つで、周りには未だ自然が残っていた。それから数年後、街中のアパートへ引越しする事になった。

飼っていた犬は、連れて行けぬので、泣きのの涙で、近くの大学の用務員宅へ番犬として引き取って貰った。

シロは連れて行くことにし、引越しのトラックの隅に、私がシロを抱いて座った。今はとても許されぬだろうが、当時は、引っ越し荷物と一緒である限り、ヒトがトラックに乗る事は許されていた。

トラックが動き出すと、シロは激しく私を引っ掻き、腕から脱出して、トラックから飛び降り一目散に住んでいた家へ戻った。

まこと、「ネコは家に付く。」である。

今なら、当然ケージを用意するだろうが、当時はそんなことは考えなかった。

どれ位経ってか日数は覚えぬが、暫くして、電車で前の家に行った。

シロは完全にノラ猫化して、縁の下に潜んでおり、持って行った食い物を掻っ攫って縁の下へ戻り、唸り声を上げ乍ら、呑み込み始めた。以前あった親愛の情らしきモノは、片りんも残存せず、私は悲しい思いで帰宅したものである。

2013年11月1日金曜日

飼い猫? OR ノラ猫?

1年ほど前から、ある家で、新聞を入れる郵便受けの手前に停めてある大型車の車輪の間から、白い猫が鳴き声を上げながら姿を現し、私の傍に寄ってきて、撫でて貰うのを要求する様になった。

連続して現れる事もあれば、数週間姿を見せぬこともあり、全く予測不能の出現パターンである。都合、15回くらいは、姿を現しただろう。

ノラ猫は、普通、ヒトの傍に寄って来ないので、その家の飼い猫と思っていた。

所が、もう寒くなってから、その家から駐車場/空地を隔てて、30メートルぐらい先の家の、物置兼駐車場の車の間から、その白猫が鳴きながら姿を現したのには、ビックリした。其処で、体を撫でてやっている時、腹が膨らんでおり、子持ちである事が分かった。11、12月は、子猫が生まれる時期である。この家では連続して、3回くらい現れた。

扨、そうなると、この猫はノラかも知れぬとも考えられる様になった。これら二軒の住人から、食べ物を貰うので、ヒトに対しての警戒心が、無い様になったものである。首輪などはしてないし、全体に真っ白で、毛並みは非常にきれいである。

最近10日間くらいは、3度ほど、最初の家への配達時に姿を現した。

これでは、ノラ猫か、飼い猫かの結論は直ぐには出せないだろう。