新聞配達人の時々日記: 視野に入れる VS  照準を合わせる  

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2013年9月28日土曜日

視野に入れる VS  照準を合わせる

近頃、ニュースなどで、見聞きして、気になって仕方がない表現のひとつに、タイトルの前半部分、「視野に入れる」がある。

この表現を使う人は、殆ど例外なしに、「--に照準を合わせる」と言う意味で使っている。

私の考えでは、視野と言うのは、「見える範囲、視力の及ぶ範囲」であるので、眼前に広がる広い範囲を指す言葉と思われる。

従って、「視野に入れる。」と言うのは、決して、入れた事物を、目的、標的とする事ではない。視野の中には、既に、沢山の事物がある。

より狭い範囲の「目的物・目的概念」として、使うべき表現は、上に述べた、「照準を合わせる」とか、ターゲットにするとかと言う表現が正しいと思われる。

既に何度か、この日記の中で述べたように、日本語は、他のものと同じ様に、確実に日々変化しつつあるのは、現実である。


「視野に入れる。」以外にも、何度見聞きしても、違和感を感じざるを得ない言葉、表現が、あり、その数は益々増えているのは当然か……。

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