金魚の餌付けというものがあるかどうかは知らないが、タンチョは、エサをチラつかせると、頭のてっぺんの一部と口を水から出して、近付いてくるようになった。
その際、こちらは、水面すれすれにエサを保持しているが、タンチョは、何度も、エサの下を通り過ぎてしまうことに気付いた。
ここで、水中での、光の進み方は、空気中とは異なる事を思い出した。エサは空気中にあるので、金魚が水中からエサを見ると、それに見えるよりも、実際は、上にあるのである。
そして、小・中学生の頃の水族館見学で、南方の汽水域にいる「テッポウウオ」の特殊な能力についての説明が思い出された。同時に、ウェブ上で、その情報を追加・修正をした。
この魚は、水面から、水を発射し、樹上にいる昆虫などの小動物を射ち落とし食べるという、特殊な機能を発達させている。
テッポウ魚の、獲物をとらえる眼は、水中にあるので、空気中にいる獲物は、それに見えるはずの位置より、上にあるのだが、この魚は驚くべきことに、その高度修正を正確にして、ヒットさせるのである。
一方、金魚は、水中でのみ捕食するので、この特異な能力を発達させる必要が全くない訳である。
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