私は、直ちに、エンジンを切り、雨を避けて軒下に這入り込む。シロは啼きながら、カラダを摺り寄せてくる。
そこで何度も浮かび上がってきた疑問である。「何故、雨をものともせず、水たまりを避けてまで、撫でて貰いに私の所に来るのか?」
びしょ濡れの手袋を外し、乾いた素手であごの下、ハナの周り、背中側のしっぽの付け根などを撫でてやる。シロはネコに珍しく、気持ち良くてもノドを鳴らさないタイプである。

用意してきた、だし用削り節入りのパックから、中味を取り出して与えるが、鼻を近付けただけで、関心を示さず。
気のせいか、臨月間近と見間違っていた腹部が少し小さくなっているような感じである。
さて1年以上経つ疑問であるが、突然、昨年11月投稿した「ユウジ」の事を思い出した。彼はノラの母から生まれたが、同腹の兄弟とは異なり、人懐っこい性質を持っていた。結局、私の仲介で家ネコへ転身した。
http://yassu69.blogspot.jp/2013/11/blog-post_5.html
シロが初めて会った私に、「ナデナデ」を求めてくるのは何ら不思議ではない。斯くして、1年以上の疑問が氷解した!
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