その朝、ヤマハメイトはパンクしており、代替車ヤマハGearで出発。
数か月前、配達途中でヤマハのエンストの時、店長にヤマハギアで、現場に乗り付けて貰い、それに新聞を移して配達を続けたことがある。
スタート時からは初めてで、起動の方法すら先輩に教えてもらう。
ヤマハギアでは、フロントバスケットが、バイクの様にハンドル・前輪コラムに固定されていなく、天秤方式になっている。ハンドルを左に曲げると、当然、前輪も左を向くが、バスケットはバランスしているので、水平のままであり、一見逆に動くように見える。
初めて乗った時には、驚いたが、配達終了までには慣れた。
昨日は久し振りで、又も、面食らったが、じきにカンを取り戻した。
スタート時、ブレーキに足を載せないとエンジンが掛からないとか、スタンドを上に上げないと、スロットルが開かないとか、いくつかの、バイクと決定的に異なる個所がある。
最大の違いは、オートマである事で、既にスクーターに乗っている配達員は、これを最大のメリットに上げる。
50年近くのドライバー歴のなかで、オートマに乗ったのは、最後の15年間である私にとって、ギアによるシフトの方が長いことになる。
バイクでのギアチェンジをある意味楽しんでいた者にとっては、もろ手を挙げて歓迎とはいかぬところもある。
しかし、時代の趨勢で、これに順応していかざるを得ないところか。
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