新聞配達人の時々日記: イワシを長生きさせるのに、ナマズを使う  

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2013年10月12日土曜日

イワシを長生きさせるのに、ナマズを使う

50,60歳を過ぎてから、それまでと全く違う分野へ進出し、素晴らしい実績を挙げたり、大変な成功、偉大な発見などをした、天才と呼べる人達の後半の生涯に焦点を当てて、考察した新書本をつい最近、パラパラと拾い読みしていた。

テーマは、(脳は老化するか?)という最近の私の関心事の一つでもある。

この本は、市立図書館が古くなった蔵書を、年一回頒布した中の一冊だから、世に出てから既に10年を経ているが、IT関連と違うので、古くて役に立たぬと言う事は無い。

その中で、6,7人の偉人たちが、何故、普通の人間が老いぼれていく年令になって、常人が成しえぬことを達成できたかを、解いている。

その分析の中に、動き回ること、新しい場所に行き、新しい空間に身を置くこと、情報を手に入れる工夫をすること、緊張感を持ち続けること、などが挙げてあった。

最後の項目の所で、突然、タイトルの言葉:イワシとナマズ が浮かんできた。

イワシは漢字からも分かる通り、弱い魚で、普通は船が港に戻る時には死んでしまい値段が落ちると言われる。ところが、船の生簀にナマズを入れておくと、イワシは緊張して、帰港するまで生きているという話である。

死は老化の後に起きるもので、必ずしも、同じものではないが、何となく似た様なものではないかという気がしたのだろう。

ところが、ネット情報によると、上のような事実 即ち、イワシを長生きさせるためにナマズを利用する、というのはないとの事である。

8000尾のイワシを回遊させているさる水族館では、その輸送にナマズ乃至はその類のものを利用することはないという。

この際、文化庁の調査の様に、私と同じくイワシ、ナマズのたとえ話を信じていた人、それが事実でないことを知っていた人、このたとえ話を聞いたこともない人などに分けて、アンケートを取ると面白いだろう。

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