どれくらい前になるか、別の野菜を植えるために掘り上げて保存していた分葱の株を、最近見ると、球根の上部に残っていた葉を枯らし、その枯れ葉間から短い、緑の芽が出ている。これなら土に戻しても、その芽が伸び、成長して、時が経てば収穫できるものと思われる。
掘り上げたのは何年前か覚えないが、球根が枯れぬ様に、葉部から水分を取り、再植に備えていたものと考えられ、その生命力、子孫を残そうとする意志の強さにいたく感銘を受けた。
私は、分葱はネギの一種と思っていたが、検索して見ると、ネギに、エシャロット(タマネギの一種)の花粉が付いて出来た、ネギとタマネギの雑種とのことである。近頃の遺伝子分析でわかったとある。
ネギの株が保存できるかは知らないが、今回の分葱は、タマネギとの雑種であるゆえに、斯様に長く保存できたものだろう。
このロットの1部は、既に畑に戻しており、青い葉がすくすくと伸び、順調に成長している。
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