新聞配達人の時々日記: <「古事記入門」 瀧音能之(たきおとよしゆき)著>を 読んで  

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2014年7月15日火曜日

<「古事記入門」 瀧音能之(たきおとよしゆき)著>を 読んで

去年9月購入していた タイトルの文庫本を、ここしばらくの間、少しずつ読み進めている。

半分近くまで読み進んだ所で、この本のふたつの主要なイベントの舞台(宮崎県北部「高千穂」)に一泊していたことに気付いた。5月末九州一周ドライブの途中である。

ご想像のとおり、「天岩戸伝説」と 「天孫降臨伝説」である。

勿論、これらの伝説は訪れた地に伝わるものであることは承知していたが、「古事記」の中でハイライトとなっている事は知らなかった。

前の投稿でも述べた如く、天皇の起源・歴史など神話伝説には全く興味がなかったからである。

本屋において古事記のブーム

高千穂で、その時我々が訪問した史跡は、「高千穂神社」「天岩戸神社」「天安河原」及び鑑賞したのは、「高千穂神社」での「夜神楽」である。

上記文庫本の解説を読むと、古事記の世界は、私にとっては、「時空」即ち、3次元の世界と時間を超えて展開するので、現実の史跡を眼前にすると、ついて行けぬ所がある。

国土づくりの神の片方であるイザナキは、イザナミの居た黄泉の国から、逃げ帰り、みそぎ(日向の阿波岐原で)をした後で、左目から生まれたアマテラスに天上界を治めよと指示を出す。従って、イザナキは、地上界に居たことになる。

その後のこと、天上界にいたアマテラスは、弟スサノオの乱暴に耐えかねて、天岩戸に隠れ、「天安河原」に集まった神々の策略で、岩戸からおびき出され、この世に太陽が戻ることになる。

どれくらい時が経ったか不明だが、アマテラスの孫のニニギは、「古事記」のハイライトのひとつである「天孫降臨」を行うことなり、筑紫の国日向(ひむか)の高千穂の山嶺に降り立った。

文庫本の解説はまだ続くが、この投稿の最後に、ニニギの孫になるウガヤフキアエズの子供の一人イワレビコが、初代天皇の神武となり、天孫降臨のニニギからウガヤフキアズまでの3代は、神々と天皇を結ぶ役割を担う世代とされ「日向三代(ひむかさんだい)と呼ばれている事を書いておく。我々が一泊した高千穂の地での、古事記での舞台は、その後東上することになる。

最後のパラグラフは、私にとって初めての知識である。



左は、八百万の神々がアマテラスを天岩戸から

おびき出す策略を練ったと言われる 

「天安河原」 である。




右は、「高千穂神社」での 
  
「夜神楽」


「天岩戸」前でのパーフォーマンス


といわれている。 

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