新聞配達人の時々日記: 今や、遠い昔となったバブル期に起きていた現象の、ひとつの個人的体験  

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2014年2月15日土曜日

今や、遠い昔となったバブル期に起きていた現象の、ひとつの個人的体験

昨日、珍しくウェブ上をフラフラして居たら、脂の乗り切った、ある投資の専門家のサイトに紛れ込んだ。

彼は、バブル期(86年12月ー91年2月:4年3か月)を体験した年代(現在40代後半から50代前半)と、バブルを知らない世代(現在20-30代)との間の、明白な、考え方・生き方の違いを列挙していた。

デフレが20年になろうとしている昨今、良く取り上げられるテーマで、その内容自体に、別に目新しいことはなかった。

それを読んでいて、私が体験した、バブル中のひとつのエピソードを思い出した。

12年間(86年ー98年)ブラジルに居た間、或る時期、築後10年の我々のアパート(不動産屋を通じて人に貸していた)と同じ価格帯の物件が、新築時の価格の3倍以上で売り買いされていた。

毎年、日本での会議に帰って来ていて、その状況を実際に見ていたが、ついぞそのアパートを売る事を考えなかった。

まこと、心そこになかったのだ。

その時、売っていれば、「懲役に行く」こともなかったかも知れぬが、当時、私は勿論、殆どの人が、バブルは、いつか仕舞うとは考えなかった。

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