それを見ていて、又も、タイムスリップし、30歳前の独身の頃、中米5か国を仕事で回って居た時の事を思い出した。
その当時の中米では、日本人は数少なく、常に中国人と間違われ、「チノ、チニト」と呼ばれていた。当時は、日本製品が世界を席巻する前の事で、辺りには、日本由来のものは何もなく、3か月半の出張の間、日本が恋しくなることもまゝあった。
或る時、夜空を見上げると、今朝の様な月を見つけて、サカズキの様だなと思ったことが再々あった。その三日月も、中天にあるものでなく、東の空から出たばかりで、眼の高さより、少し上位でなければ、サカズキのようには見えない。
日本にいた時は、そんなことは全然考えた事はない。日本由来のもの、日本を思い起こさせるものが、全くない環境で、考えた事である。
然し、100日余りの出張を終え帰国した時、日本酒を呷ったかというと、それはなかった。
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