新聞配達人の時々日記: 百尺竿頭一歩を進む  

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2013年7月9日火曜日

百尺竿頭一歩を進む

連日、早朝の投稿である。前にも述べた通り、そのタマについては、幾ばくかの在庫がある。

新聞配達も、2年を過ぎると、完成の域に近付くのか、毎回、色々の工夫を凝らし、一日の配達を終えた時には、もう改善の余地がないように思えるが、次の日、順路を走り始めると、別の、新たな改良箇所を発見する。「このターゲットの庭は広いので、手前でバイクを停めず、中へ入り郵便受けの前まで行こう。」とか、ある家の郵便受けの前でUターンをするのだが、その箇所の右側は、地面が凸凹なので、「右旋回でなく、左旋回すべきだ。」等々。

このような事が続くと、何時まで経っても、完璧という状態にはならず、際限がないのでないかという気がして来る。

其処で、突然、3~40年前の30歳前後の頃、会社勤めをしていて、その会社の役員から、聞いた表題の格言を、思い出した。

その時には、「百尺の竿なぞ、ありえないし、まして、その先で一歩を進むことなぞ不可能で、まったく観念的な教訓で、ものの役にはたたぬ。」と、一笑に付していた。

その時の考えは、浅はかなものであったことを、今回、思い知った次第である。

一方、思い出すというのは、この格言(有名なものであることは、恥ずかしながら、今回検索して初めて知った!)が、脳の何処かに残っていたわけで、完全に忘れ去っていたのではないことも、検証されたといえる。

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