新聞配達人の時々日記: 小説は、「絵空ごつ(事)!」というのがおふくろの口癖だった。  

ラベル

2015年2月4日水曜日

小説は、「絵空ごつ(事)!」というのがおふくろの口癖だった。

又も、彼女の口癖のひとつであった「絵空事!」が、何かの拍子に脳裏に浮かび上がって来た。

記憶の中での発音は、漢字通りでなく、「エーソラゴーツ!」である。

そのコトバを聞いた時期についてであるが、「小説は絵空事!」という風に、明確に対象を限定している事は、小・中学生以下には馴染まぬので、テレビが登場してからのことで、高校生以降の時期、テレビドラマか何かを見てからの、彼女のコメントであると考えるのが自然であろう。

その影響を受けなかったせいか、小学生の頃は、通っていた小学校の図書館の、童話(小説に分類されるだろう)の棚の全てを借出して、読んで仕舞い、その後、読むべきものがなかった記憶が残っている。

成人してからは、恐ろしいことに、私はその言葉に未だ影響を受けているのか、小説類はあまり読まないのである。映画、テレビドラマについても同様である。

読書一般については、疑問の余地なく、平均よりも読書する方といえるだろう。

小説については、依然として、タイトルに掲げたコトバが、脳裏をよぎるからであろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿